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平田百彩(ひらたもか)です。小さなウェブデザインオフィスをやってます。ウェブサイト作るしか脳がない不器用な人間です。デザイン以外にもいろいろ多趣味に仕事してます。いろいろノンジャンルなブログ。
by mokamom
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売らない という 売り方
商品はできるだけ多くの人に買ってもらいたい。そして儲けたい!そう思うのは当然の事です。しかし“儲けたい”が強くなり過ぎると、時に間違った商売をしてしまうことがあります。

“儲けたい”というのは、お店の主観的な考え方で、お客様の側にたった考え方ではありません。ですから、“儲けたい”に走ってしまうと“お客様の都合”を無視した商いをしてしまうことになります。

それでは“お客様の都合”とはなんでしょうか?

例えば、居酒屋に脚を運んでくださるお客様はお店になにを望んでいるでしょうか?

美味しい料理?くつろげる時間?珍しいお酒を飲ませてくれること?友達とちょっとはしゃいでも許してくれること?とにかく安く食べられること?

まぁいろいろ考えられますが、お客様一人一人が違う想いと欲求をもって、お店に来てくれていると思います。つまりお客様の都合は一人一人違うということです。

安さを求めているお客様に、高級食材を提案してみても反応はいまいちでしょう。逆に高級感とオリジナリティを求めているお客様に、可もなく不可もないという商品を提供してしまったら、お客様はがっかりすると思います。もぅお腹イッパイ!と思っているお客様に、サービスでもう一品だしますよ、なんて言ったって単純に喜んではいただけないでしょう。

お店がサービスを提供するときには、まずお客様とのコミュニケーションが不可欠だと思います。そして、お客様の要望を聞き出して最適な商品を提案する。これが最も大切なことだと思います。

あれっ?これって営業マンがやっていることじゃない?

そうなんです。お店だって営業なんですから^_^

そしてお客様の要望にあわせられる商品がないんだったら。そんな時には、“売らない”というのも大切な選択肢だと思います。“売る”事によって、お客様に満足を提供できないのだったら、逆に満足どころか失望感を与えてしまうんだったら、それはお店の信用と期待にとって大きな損害を与えてしまいます。

“売らない”売り方。矛盾するようですが、長期的にお店の信用を確立していくためにはとても大切です。老舗といわれるお店の多くが、“売る”事より“信用”を大切にすることを見てみればお分かりになると思います。

そのお客様にあった商品がない、それならこっちをではなく、次回最適な商品を用意できるように、お客様からのヒヤリング(聞き取り)を行ったり、連絡先を教えていただくなど、再来店へのプロモーション(販売促進)を行う方が効率的にお客様の信用を得られると考えています。
by mokamom | 2006-08-22 22:41 | チョコッと販促ネタ
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